のれんの起源は豊臣秀吉で有名な室町時代後期から安土桃山時代にかけての京都にあるとされているようです。もともとは神社や仏閣などで寒さ対策、防風対策のために取り付けた布が始まりだとされています。
そこから庶民の間でも広まり、商家ののれんは、一種の看板のようなものとして使用され、その店の品格や信用を象徴するものとして、代々受け継がれてきました。現在でも日本料亭などでは、その店の伝統を感じさせる風格あるのれんを店先に垂らしているところが多く見受けれらます。
また、当時の京都の庶民の家々は、うなぎの寝床とも呼ばれる細く長い長屋が数多くあったことから、のれんは庶民の家の軒先にも使用され、そこでは屋号などを示すものにも必要不可欠だったと言われています。機能的には、家の中が見えないように垂らすのはもちろんのこと、冬には冷たい風除けとして、夏には日除けやさらには風に揺れるそれを見て、涼しさを演出するのにも最適として、親しまれてきました。
それから400年以上も経った現在でも、のれんは私たちの生活の中で受け継がれ続け、日本の伝統的な工芸品として、あらゆる場面に使用されているのです。
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